■アルティンの原始根予想(その31)
【1】循環小数の分割和
1/7=0.142857142857・・・
(循環節:142857の長さ6)
の循環節の長さは偶数なことに注目し2分して,それを足してみると
142+758=999
驚いたことに9が並ぶ.このように分母が7以上の「10を原始根とする素数」で循環節の長さが「偶数」の場合,2分して足すと9が並ぶ.このことを理論的にとりあげたのは,Goodwyn(1801)であるという.また,1/p(p≠2,5)の循環節の長さが「偶数」の場合フランスの数学者Midyの論文の名前をとって,Midyの定理ともいう.
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