■TVと紙の縦横比
かつて(2003年頃まで),TV画面の縦横比は横4,縦3であった.したって対角線の長さは5という縦横比が一般的であった.
2010年頃には16:9の比率へと移行した.対角線の長さは√337であるが,もし対角線の長さが一定であるとしたら,面積はむしろ小さくなってしまう.
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私は知らなかったが,両者の移行期には縦横比16:10の時期があったという.これは黄金比(1+√5)/2=1.618に近い値であるが,60ワット電球と100ワット電球があるのも同じ理由であるらしい.
それに対して,紙の縦横比は1:√2が基準である.半分に折ると同じ比率の紙が得られるからである.この性質は何回紙を折ろうとも失われない.
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