■ロンスデール石(その2)

 結晶学者キャスリーン・ロンスデールは1922年にブラッグの下で修士号に向けた研究を開始した。実験設備が整うまで3か月ほどかかり、その間に「mathematical crystallography」のフーリエ解析を読んだ。

 3次元格子の持ちうるパターンは230通りあり、X線を照射するとX線は光子で屈折し、スクリーンに当たるとパターンを形成する。1929年、ロンスデールはベンゼンが六角形の炭素原子であることを発見した。1931年、ヘキサクロロベンゼン構造におけるフーリエ法を用いたX線解析の論文を発表した。

 ロンスデールは優れた科学者として長いキャリアを積み、1945年、王立協会初の女性会員にえらばれた。

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