■1.26次元の雪(その2)

【2】1.26次元の雪

 正三角形の各辺からその中央の1/3を切り取り,それを補うように正三角形を取り付ける.この操作を繰り返していくことによって得られるのが「コッホ曲線」である.

 周長は際限なく増加していくが,その面積は

  S=√3/4+√3/4・(1/3)^2・3+√3/4・(1/9)^2・3・4+√3/4・(1/27)^2・3・4・4+・・・=√3/4+√3/12/(1−4/9)=√3/4+3√3/20=2√3/5

 したがって,もとの三角形の

  2√3/5÷√3/4=8/5=1.6

倍を決して超えないことになる.

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