■わが闘争・2025

今年から高校生に数学の講義を始めた。高校生といってもそこそこの進学高校の、それも数学クラブ限定の講義である。

第1回は形の話(準正多面体の面数数え上げ)にしましたから、第2回は数の話を選びました。テーマとしてフィボナッチ数やマルコフ数の話を取り上げたのですが、その準備中にフィボナッチ数からマルコフ数に関する単純素朴な疑問を解決することができた。

職場のスタッフには「わたしは大発見をしたらしい」と事前に語っていたのですが、それを相談する相手もなく、私が知らない結果があるかもしれないので、控えめに講義したのですが、簡単にいうと、

[1]マルコフ数として知られている数がありますが、実は「忘れ去られたマルコフ数」が存在した。

[2]それを発見したことにより、これま知られているマルコフ数の世界が2倍に拡大した。

[3]さらに知られていないマルコフ数はあるのかというとそれは存在せず、私の発見したものですべてであるという証明も行ったのである。

先月は京大で、先週は東大でも同様の講演しました。京大は数学者限定の会なのですが、私の講演を聞いていたマルコフ数の第一人者A先生からメールがあり、その新規性と進歩性を認めていただいた。

私は数学者ではないのですが、不断の研究活動を続けている。マルコフ数の研究が新しい内容として評価されるのは嬉しいことですし、数学的にも新しい内容が生まれることは、本当に意義深いことと思います。

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