■ガウス少年の足し算(その1)
ガウスは先生から出された問題「1から100までの数をすべて足しあわせよ」をあっという間に解いたことは有名な逸話である.1から100までの数の和はΣi=5050である.
数のパターンをみると,帰納法を使って証明したくなるが,計算しなくても答えがわかる場合が少なくない.なかには計算してはならないものもある.
1+ 2 +3+・・・+(n−1)+n
+n+(n−1)+・・・・・・・+2 +1=(n+1)×n
したがって
1+2+3+・・・+(n−1)+n=n(n+1)/2
これより
1から100までの数の和は5050である.
1から200までの数の和は20100である.
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それでは,九九表
[Q]1×1から9×9までの数をすべて足しあわせよ.
[A]Σi・j=(1+2+3+・・・+9)(1+2+3+・・・+9)
=45・45=2025
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