■シュタイニッツの定理(その20)
[参]ツィーグラー「凸多面体の数学」シュプリンガーフェアラーク東京
によると,頂点数n+4のn次元多面体には変わった特徴のある多面体が構成できるようになるという.
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たとえば,ファセットの形を指定できない例を最初に発見したのはPerlesで,Kleinschmidtはそのような8頂点11ファセットからなる4多面体を構成した.10個のファセットはすべて単体(四面体)で,八面体のファセットは正八面体として実現させることはできない.
Barnettの例は7ファセットからなる4多面体,Sturmfelsの例は7ファセットからなる4多面体.
また,12頂点10ファセットからなる2面の形を指定できない5多面体,等々.
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