■中心極限定理と重複対数の法則(その8)
xiが平均0,分散1の独立同分布に従うものとする.
Sn=x1+x2+・・・+xn
とすると,n→∞のとき
Sn/n→0
Sn/√n→N(0,1)
というのが中心極限定理である.
コルモゴロフはヒンチンの結果を拡張し,Sn/√nの揺らぎの大きさは
(2loglogn)^1/2
にオーダーになることを示した.
すなわち,c1>1>c2なる定数に対して,Sn/√nは
±c2(2loglogn)^1/2を上下に無限回超える.
±c1(2loglogn)^1/2を超えるのは有限回である.
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Sn/(2nloglogn)^1/2→N(0,1)
重複対数はloglognに由来する
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