■ランダムウォークの母関数と準超幾何関数(その28)
正方形は,その半分のサイズの4つの正方形の集合であり,その次元はlog4/log2=2,立方体は,その半分のサイズの8つの立方体の集合であり,その次元はlog8/log2=3である.
シェルピンスキー三角形は,その半分のサイズの3つの三角形の集合であり,その次元はlog3/log2=1.585・・・(非整数次元)をもつ.
[1]シェルピンスキー三角形はハウスドルフ次元log3/log2をもつ.
3次元では,その半分のサイズの4つの四面体の集合であり,その次元はlog4/log2=2をもつ.
d次元では,その半分のサイズのd+1個の単体の集合であり,その次元はlog(d+1)/log2=をもつ.
[2]コッホ曲線はハウスドルフ次元log4/log3をもつ.
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フラクタル格子上の酔歩でもd<2の酔歩は再帰的であるが,d>2では対称な酔歩で再帰的ではない.
2次元のシェルピンスキー三角形上の酔歩次元はlog5/log2をもつ.
d次元での酔歩次元はlog(d+3)/log2=をもつ.
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