■ユークリッド素数列(その3)
ピタゴラス学派は素数は無限個あることを発見した。しかし、その証明は背理法によるものではなかった。
何個か素数があったら、全部かけて1を足したものを作り、それを割り切る一番小さい数は素数であり、しかも新しい素数であるというものである。
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e1=2+1=3 (これを割り切る最小の素数は3)
e2=2・3+1=7 (これを割り切る最小の素数は7)
e3=2・3・7+1=43 (これを割り切る最小の素数は43)
e4=2・3・7・43+1=1807=13・139 (これを割り切る最小の素数は13)
e5=2・3・7・43・13+1=23479=53・443 (これを割り切る最小の素数は13)
e6=2・3・7・43・13・53+1=1244335=5・248867 (これを割り切る最小の素数は5)
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それを割り切る一番小さい数ではなく、最大の素因数を取り出すことにすると
e1=2+1=3 (これを割り切る最大の素数は3)
e2=2・3+1=7 (これを割り切る最大の素数は7)
e3=2・3・7+1=43 (これを割り切る最大の素数は43)
e4=2・3・7・43+1=1807=13・139 (これを割り切る最大の素数は139)
e5=2・3・7・43・139+1=・・・
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素数列
2-3-7-43-139-・・・にすべての素数が出てくるだろうか?
3-7-43-139-・・・は4で割ると3余る素数で、4で割って1余る素数(例えば5)現れない。
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