■学会にて(京大数理解析研,その212)

 正四面体立体らせんの円柱面への投影では,正三角形面が2等辺三角形にみえる投影方向になっている.そのねじれ角は

 cosθ=−2/3,θ=arccos(−2/3)であるが,

 θ=π+arctan((1−c^2)/c)=π+arctan(−√5/2)=131.81°

=2arctan(√5)=π+arctan(−√5/2)=131.81°

である.

 正四面体立体らせんのねじれ角は無理数であるため,連結数を無限に増やしても投影図上頂点が重なることはない.

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 正四面体立体らせんと正四面体の環を比較すると3つ目までは同じ.4つ目から6つ目までは逆方向に回転するから投影図上頂点が重なることになる.

 したがって,求めるべきは環を上から見たときの湾曲度が45°になっているかどうかである.これを計算するには何が必要であろうか?

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