■亀とプロペラとソロバン珠(その10)
杉本晃久さんより興味深い連絡が届いた…
ついにaperiodic monotile(1種類の多角形で,非周期にしかタイル張りができない多角形タイル)が見つかったようです.それもペンローズタイルのような特別なマッチングルールをもない凹多角形です.
<注意>これは亀ではなく、帽子と呼ばれる非周期的タイル集合である。
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正三角形を3等分しただけなのに、なぜいままでこんな単純なのがが見つからなかったんでしょうね? (佐藤郁郎)
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3回対称にはできるようですね。赤丸が回転の中心、青丸が裏返しのピースです。回転対称を持つと非周期ではないという考えもあるようですが,
局所的には3回回転対称の構造をもつようにはできると思います. (中川宏)
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裏返しのピースのまわり6枚は一通りに決まることがわかりました。また、表と裏の枚数比は8~9:1くらいのようですから、この7枚の塊がどこかで接するような配置にならないといけないことがわかります。
昨日適当に作った3回対称の配列に7枚一組を重ねると、ほぼほぼ限界だったことがわかりました。これ以上7枚組を加えると隙間を埋めるピースがありません。 (中川宏)
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H7の7枚とは,裏向き1枚に表向き6枚で構成されています.問題はこの7枚組をできるだけ多く並べるにはどうしたらよいかですね。(中川宏)
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H7による周期配列ですが、このパターンでは5列が限界のようです。(中川宏)
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