■ガウスと算術幾何平均(その3)
(1)2数a0,b0をとり,a1=(a0+b0)/2,b1=√a1b0=√b0(a0+b0)/2を計算する.次に,a2=(a1+b1)/2,b2=√a2b1とする.bnを計算するときan-1でなく最新のanを使っていることに注意されたい.
すると,anとbnは急速に同じ極限M(a,b)に到達する.このとき,極限関数はM(a,b)=
(b^2−a^2)^(1/2)/arccos(a/b) (0≦a<bのとき)
a (a=bのとき)
(a^2−b^2)^(1/2)/arccosh(a/b) (b<aのとき)
で与えられる(パッフ).
(2)0≦a0<b0なる2数a0,b0をとり,a1={a0(a0+b0)/2}^(1/2),b1={b0(a0+b0)/2}^(1/2)を計算する.これを繰り返すとanとbnは急速に同じ極限M(a,b)に到達する(カールソン).
M(a,b)={(b^2−a^2)/2log(a/b)}^(1/2)
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