■神秘の六芒星(その36)
9点の共線に関するパスカルの定理を2次曲線の定理としてみるのではなく,3次曲線の部分現象としてみると,パスカルの定理自体がより一般的な定理の特別な場合になっていることがわかる.その発想が本当に素晴らしいと思う.
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[1]平面上の5点で,円錐曲線がひとつ定まる.空間の6点で,空間3次曲線が決まる.
[2]2つの円錐曲線の交点での8つ接線は,ある同じ円錐曲線に接する.
[3]ある点から3次曲線へは,多くとも6本の接線が引ける.これは3次曲線の類が3か4か6であることからいえる.
[4]3次曲線は変曲点を高々9つもつ.うち3個は実変曲点である.この9個は12本の直線上に3個ずつ並んでいる.
[5]3次曲線上にうまく27個の点をとって,それらを通ってもとの6点で接する円錐曲線を引くことができる.この27個の点は3次曲線の9つの変曲点のそれぞれを通る3つの接線の接点である.
[6]4次曲線は変曲点を高々24個もつ.そのうち,実変曲点は高々8つである.
[7]4次曲線の3つの2重点での6本の接線は,同じ円錐曲線に接する.
[8]4次曲線に対して,どれも4つの2重接線の接点を通る315個の円錐曲線が存在する.
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