■空間充填等面単体の計量(その33)
n次元空間の単体の頂点座標を,n+1次元超平面上の数値に置き換えても,同じ答えがでた.
たとえば,正四面体の場合は4次元空間の4点
(1,0,0,0),(0,1,0,0),(0,0,1,0), (0,0,0,1)
のように表すのは,大変すばらしいアイデアであった.
もし最初からこのことの気づいていれば,このシリーズはとっくに完了していただろうといまさらながら残念に思う.
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2次元に射影する場合,(n+1)次元に広げてからまた2次元に射影するのも線形な変換であることに変わりはないので,うまくいった.
おそらく,(n+1)次元に広げるときに,同一の超平面(n次元の広がりを持つ平面)上に全ての頂点が載るようにすることが条件になると思われるが,△nの場合もその条件に合致させることができた.
実際,(1,0,0,0),(0,1,0,0),(0,0,1,0), (0,0,0,1)の場合は,法線ベクトル(1,1,1,1),通過点 1/4(1,1,1,1)の超平面上に載っている.n次元空間充填等面単体についても n+1次元超平面上のN+1点として構成することができ,同一超平面上に載る座標値にて記載されている.
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