■空間充填等面単体の計量(その10)

 求めるべき結果は,3次元等面四面体自身が正三角柱に充填でき,4次元等面単体の展開図が二等辺三角(2,√3,√3)柱に充填できるというものである.そして,これを高次元に拡張できることはイメージできているが,構成的な証明が必要とされる.

 かくして,検討を進めたところ,

[1]Δnは,断面がΔn-1である柱状空間充填が可能である.

[2]∂nは,断面がΔn-1、∂n-1である柱状空間充填が可能である.

ことが確かめられた.

 これらは予想されたことではあるが,おもしろい関係である.実際に,柱状空間充填を帰納的に構成することができた.その手順はアルゴリズム化が可能である.

===================================