■2^n+1型の数(その10)
1880年,ランドリーは(82才という高齢にもかかわらず)20桁の
F6=2^64+1=274177×67280421310721
となることを示しました.
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次のフェルマー数F7=2^128+1は39桁の数ですが,1975年にブリルハートとモリソンがコンピュータを使って,フェルマー数
F7=59649589127497217×5704689200685129054721,
を発見しましたから,まさにランドリーは素因数分解の達人(根気と労力,忍耐と勇気)ということになります.
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それに対して,1909年,モアヘッドとウェスタンはFnが3^(Fn-1)/2+1を割り切るとき(そしてそのときに限り)フェルマー素数となること用いて,F7,F8が合成数であることを示しました.
F7=(116503103764643・2^9+1)(111419710950881142685・2^8+1)
F8=(604944514277・2^11+1)(k・2^11+1)
kは59桁の数
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