■ヒッパソスとテオドロスの伝説(その21)
紀元前320年、アリスタイオスは「5つの正多面体の比較」という本を出し、その中で
「正12面体と正20面体が同一の球に内接するとき、正12面体の5角形と正20面体の3角形は同じ円に内接する」
ことを証明した。
同じく双対の
「正8面体と正6面体が同一の球に内接するとき、正8面体の3角形と正6面体の4角形は同じ円に内接する」
は成り立つこともわかった。
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[1]紀元前6世紀、ピタゴラスが正4面体、立方体、正12面体を発見
[2]紀元前4世紀、プラトンと同時代のテアイテトスが正八面体、正20面体を論ずる
[3]紀元前360年、プラトンは立方体に土、正20面体に水、正8面体に空気、正四面体に火、正12面体に天を割り当てた。
[4]紀元前300年、ユークリッド原論に5つの正多面体が記述される。
[5]1735年、オイラーは正多面体の性質を掘り下げ、多面体公式v-e+f=2を示した
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