■メルセンヌ擬素数(その56)
[参]西来路・清水「初学者のための数論入門」講談社
にしたがって,オイラー・ラグランジュの定理
「pを4で割って3余る素数,q=2p+1とおく.このとき,qが素数であることとqが2^p−1を割ることは同値である.」
についてみていきます.
4で割って3余る素数pは3,7,11,19,23,・・・
2p+1は7,15(非素数),23,39(非素数),47,・・・4
2^3−1は7で割り切れる
2^11−1は23で割り切れる
2^23−1は47で割り切れる
この定理の証明にx^2+2の素因数の性質(奇数の素因数に限ると,すべて8で割った余りが1または3になる)が使われている.
===================================