■メルセンヌ擬素数(その50)
[参]西来路・清水「初学者のための数論入門」講談社
にしたがって,2^p−1の素因数についてみていきます.
2^11−1=23・89
2^23−1=47・178481
2^29−1=233・1103・2089
2^67−1=193707721・761838257287(コール)
素因数をpで割ると1余る素数になります.
23÷11=2・・・1
47÷23=2・・・1
89÷11=8・・・1
233÷29=8・・・1
1103÷29=38・・・1
2089÷29=72・・・1
178481÷23=7760・・・1
この性質は2^p−1が素数のときにも成り立ちます.
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[Q]2^13−1は素数であるか?
[A]2^13−1=8191
√8191=90.504・・・
90以下の素数が8191を割り切るかどうかを調べればよいのですが,そのような素数は24個あります.ところが,
性質:2^p−1の素因数をpで割ると1余る素数になる
を用いると,13で割って1余る素数のみ(53と79)を調べればよいことがわかります.
8191÷53=154・・・29 (NG)
8191÷79=103・・・54 (NG)
以上より,2^33−1は素数である.
[Q]2^37−1は素数であるか?
[A]2^37−1=137438953471
37で割って1余る素数のみ(149,233,・・・)を調べればよいことがわかります.
137438953471÷233=616318177 (OK)
以上より,2^37−1は合成数である.
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