■メルセンヌ擬素数(その30)
ベルトラン仮説とは,n≧2について,nと2nの間には少なくともひとつの素数が存在するというものである.
もし,リーマン予想が真であれば,n>πについて,n^3と(n+1)^3との間には少なくとも9個の素数が存在するという.しかし,リーマン予想が真であてっても,n^2と(n+1)^2との間には少なくともひとつの素数が存在するとはいえない.
===================================
【1】ルジャンドル予想
ルジャンドル予想とは,n^2と(n+1)^2の間には少なくともひとつの素数が存在するだろうというものである.
この予想はいまだに解けたわけではないが,n^2と(n+1)^2の間には少なくとも2つの素数が存在するだろうというオッパーマン予想(1882年)というものもある.
n^2と(n+1)^2の間にある素数の個数は
2(n=1),2(n=2),2(n=3),3(n=4),2(n=5),4(n=6),3(n=7),4(n=8),・・・
オッパーマン予想は,n(n−1)とn^2の間に素数が少なくともひとつ,n^2とn(n+1)の間に素数が少なくともひとつ存在するという表現もあるようだ.
===================================