■メルセンヌ擬素数(その22)

 x^2+x+(1±p)/4の判別式は

  D=1−(1±p)=±p

したがって,pはx^2+x+(1±p)/4の素因数である.

  x^2+x+(1−p)/4  (pが4n+1型素数であるとき)

  x^2+x+(1+p)/4  (pが4n+3型素数であるとき)

[1]p=11

  x^2+x+3の判別式は−11

  11以外の素因数は1,3,4,5,6

[2]p=13

  x^2+x−3の判別式は13

  13以外の素因数は1,3,4,9,10,12

[3]p=17

  x^2+x−4の判別式は17

  17以外の素因数は1,2,4,8,9,13,15,16

[4]p=19

  x^2+x−5の判別式は−19

  19以外の素因数は1,4,5,6,7,9,11,16,17

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[5]p

  x^2+x+(1−p)/4  (pが4n+1型素数であるとき)

  D=p

  x^2+x+(1+p)/4  (pが4n+3型素数であるとき)

  D=−p

  p以外の素因数は,pで割った余りが1の素因数,p未満の平方数,平方数をpで割った余り

[6]pが4n+1型素数であるとき,x^2+x+(1−p)/4の素因数にqが現れるための必要十分条件はx^2−qの素因数にpが現れることである

[7]pが4n+3型素数であるとき,x^2+x+(1+p)/4の素因数にqが現れるための必要十分条件はx^2−qの素因数にpが現れることである

 すなわち,x^2−q=(pの倍数)

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