フェルマーの小定理より,pが奇素数のとき2^p-1-1はpで割り切れる.
p=3:2^2-1=3 (3で割り切れる)
p=5:2^4-1=3 (5で割り切れる)
p=7:2^6-1=63 (7で割り切れる)
p=11:2^10-1=1027 (11で割り切れる)
nが偶数のとき,2^n-1-1は奇数なので,nの倍数ではない.
nが奇数の合成数のとき,
n=9:2^8-1=255 (9で割り切れない)
n=15:2^14-1=16383 (15で割り切れない)
n=21:2^20-1=1048575 (21で割り切れない)
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フェルマーの小定理の逆は正しくない.
n=341=11・31:2^340-1は341で割り切れる.
このような擬素数は無限にある.
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つぎに,素数pに対して,2^p-1が素数(メルセンヌ素数)になる場合を検索してみる.
2^2-1=3(素数)
2^3-1=7(素数)
2^5-1=31(素数)
2^7-1=127(素数)
2^11-1=23・89
2^13-1=8191(素数)
2^17-1=131071(素数)
2^19-1=254287(素数)
2^23-1=47・178481
2^29-1=233・1103・2089
2^31-1=2147483647(素数,オイラー)
2^67-1=193707721・761838257287(コール)
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