■フェルマー・シュタイナー点(その40)
ここでは頂点価数3の無限タイル貼りを考える.<p>をひとつの面当たりの平均辺数,すなわち
<p>=ΣpiFi/F,<p>F=ΣpiFi
とする.
無限のタイル貼りについて,
V−E+F=2
3V=2E,ΣpiFi=<p>F=2E
が成り立つから,
(2/<p>−1/3))E=2
E→∞において,<p>=6が得られる.すなわち,2次元泡細胞の辺数の平均は≦6であり,すべての泡細胞が6辺以上の辺をもつことは不可能である
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【1】細胞分裂
次に,2次元泡細胞の細胞分裂を考えよう.親細胞から2つの嬢細胞が生み出される.親細胞がm角形であるとすると,2つの嬢細胞の辺の数の合計は
m+4
の辺をもつ.
2次元泡細胞の辺数の平均が6となるためには,
(m+m+4)/3=6 → m=7
すなわち,親細胞は7角形でなくてはならないことがわかる.
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