■nの分割と最大積(その20)
n=10とする。
2分割した2つの数を使って最大積となるのは(10/2)・(10/2)=25である。
3分割した3つの数を使って最大積となるのは(10/3)・(10/3)・(10/3)=37.037である。
4分割した4つの数を使って最大積となるのは(10/4)・(10/4)・(10/4)・(10/4)=39.0625である。
5分割した5つの数を使って最大積となるのは(10/5)・(10/5)・(10/5)・(10/5)・(10/5)=32である。
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この結果は10の最大積分割数が[3,4]の間にあることを示している。
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整数分割でなくてもよいと考えると、(10/a)^aの最大化
→ a(log10-loga)の最大化
→log10-loga-1=0
→loga=log(10/e)→a=10/e
したがって、分割数は10/e=3.678,最大積はe^(10/e)=39.598となる。
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nの値に関わらず1/eは一定である。1/eは完全順列が生じる確率に等しい
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