■コーヒー・定理変換装置(その14)
エルデシュが「A mathematician is a device for turning coffee into theorems」と言っていたことは有名であろう。
エルデシュは20世紀の組み合わせ理論でずば抜けた存在であった。
彼は一生を数学に捧げ、人生の大半を定職なしで過ごし、世界中を旅した。全財産を詰めた旅行鞄を抱え、世界中にアイデアの種をまいていった。500人以上の研究者たちとの共同研究を含む1500篇を超える論文を書いたのである。
彼のモットー「Another roof, another proof」はしばらくの間数学者仲間の家に泊まって共同研究するスタイルを表している。
1500を超える論文数は、現代のどの数学者の論文数をはるかに上回っている。
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