■トリボナッチ数列(その1)
フィボナッチ数列
1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144, ・・・
の一般項は3項漸化式
Fn+2=Fn+1+Fn
をそれぞれ、x^2,x,1とおいて得られる特性方程式の解α、βを利用することで求めることができます。
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Fn=(αn-βn)/(α-β)
具体的にはx^2-x-1=0の解は
α=(1+√5)/2, β=(1-√5)/2
となり、無理数が現れますが、うまく打ち消しあって整数値をとります。
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トリボナッチ数列
Tn+3=aTn+2+bTn+1+cTn
の一般項は4項漸化式をそれぞれ、x^3,x^2,x,1とおいて得られる特性方程式の解α、β,γを利用することで求めることができます。
Tn=-{(β-γ)αn+1+(γ-α)βn+1+(α-β)γn+1)}/(α-β)(β-γ)(γ-α)
ここで、γ=0とおけばフィボナッチ数列の一般項
Fn=(αn-βn)/(α-β)
が得られます。
たとえばa=X,b=-X,c=1、X=1+2cosθの場合、特性方程式の解は
α=1, β=ω,γ=ω^-1
ω=cosθ+i・sinθ, ω^-1=cosθ-i・sinθ
となります。複素数が現れますが、これもキャンセルアウトされ整数値をとります。
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これまでトリボナッチ数列が登場する計算を行ったシーンは2回あって、「正多面体の正多角形断面」と「タクシー数のラマヌジャン解」
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