■2乗和が等しい数列とスー・モース数列(その63)
【2】間引かれた排他的数列
1+5+8+12=2+3+10+11
では3乗和まで等しい.両側を含めた項数は8/12である.
{cn}={−,0,−,+,0,+}
{dn}={+,−,0,0,+,−}
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1+6+7+8+14+15=2+3+9+10+11+16
では4乗和まで等しい.両側を含めた項数は12/16である.
[1]8対{1,2},・・・,{15,16}で考えると一方が{cn}に,他方が{dn}にはいっていない.
[2]{cn},{dn}にはそれぞれ3つの偶数,3つの奇数が属している.
[3]削除された偶数の数と奇数の数は等しい.
{cn}={−,0,+, +/-, ,0,+,−}
{dn}={+,−,0, , +/-,−,0,+}
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
1^0+13^0+28^0+70^0+82^0+124^0+139^0+151^0
=4^0+7^0+34^0+61^0+91^0+118^0+145^0+148^0
では7乗和まで等しい.両側を含めた項数は16/152である.
−は奇数,+は偶数になるが,
{an}={−,0,0,−,+,0,0,+,+,0,0,+,−,0,0,−}
{bn}={0,+,−,0,0,+,−,0,0,−,+,0,0,−,+,0}
{an},{bn}にはそれぞれ4つの偶数,4つの奇数が属している.
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【3】まとめ
k乗和まで等しい2つの数列はそれぞれ同数の偶数,奇数を含む対称的な数列である.それをk+1乗和まで,k+2乗和まで・・・と拡張させることができる.自由度が高い(間引かれている)ほどkを大きくすることができる.
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