■レムニスケートの幾何学(その130)
(その127)について,補足しておきたい.
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たとえば,
∫(c,1)dx/(1−x^4)^1/2=1/√2F(k,φ1)
k=1/√2
φ1=arccos(c)
レムニスケートの全長は4a/√2K(1/√2)
であるから,
k0=1/√2=0.707107
から出発すれば,
k’=(1−k^2)^1/2
k1=(1−k’)/(1+k’)
であるから,
k1=(1−1/√2)/(1+1/√2)=(√2−1)^2
=3−2√2=0.171573
同様に
k2=0.007470
k3=0.000014
このように,ランデン変換では
k’=(1−k^2)^1/2
の過程で,その母数は急速に0に近づく.上の例ではk→k1に移ると約1/4となることがわかる.
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