■レイリー・ヴィノグラードフの定理(その29)
ak=[nτ]=1,3,4,6,8,9,11,・・・
bk=[nτ^2]=2,5,7,12,13,15,18,・・・
ck=[τ[nτ]]=1,4,6,9,12,14,17,・・・
dk=[τ[nτ^2]]=3,8,11,16,21,24,29,・・・
bk=[nτ^2]=2,5,7,12,13,15,18,・・・
とすると,
ak=ck+dk
となって.bk,ck,dkの3系列は相補的数列であることが,スコレムによって証明されている.
ak=[nτ]=1,3,4,6,8,9,11,・・・
bk=[nτ^2]=2,5,7,12,13,15,18,・・・
は2群で排他的、2群併せて相補的であることは証明済み。
ck=[τ[nτ]]=1,4,6,9,12,14,17,・・・
dk=[τ[nτ^2]]=3,8,11,16,21,24,29,・・・
は2群で排他的、2群併せて相補的であることを証明したい。
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【補題】
f(n)=[nα]
g(n)=[nβ]
このとき
g(n)=f(f(n))+1は[nβ]=[α[nα]]+1が成り立つためには
α=τ、β=τ^2である。逆に、α=τ、β=τ^2ならば
[nβ]=[α[nα]]+1が成り立つ。
これは
0<[nα^2]-α[nα]<1
に同値である。
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さらに
α=τ,β=τ^2=τ+1
が
αβ=α+β,αβn=αn+βn
を満たすことから,
[α[βn]]=[αn]+[βn]
が証明される
これは
−1<[α[βn]]ー[αn]ー[βn]<1
に同値である。
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