■行列式の計算(その10)

 (その9)では,

      4              

      |              

  1−2−3−5−6−7−8  (E8 )

より,隣接行列式

  |2 1 0 0 0 0 0 0|

  |1 2 1 0 0 0 0 0|

  |0 1 2 1 1 0 0 0|

  |0 0 1 2 0 0 0 0|

  |0 0 1 0 2 1 0 0|

  |0 0 0 0 1 2 1 0|

  |0 0 0 0 0 1 2 1|

  |0 0 0 0 0 0 1 2|

を得て,行列式の値が1となることを確かめました.

 

 それでは番号を付け替えて,

      1

      |

  2−3−4−5−6−7−8  (E8 )

とすると,どうなるのでしょうか?

 当然,隣接行列式は

  |2 0 0 1 0 0 0 0|

  |0 2 1 0 0 0 0 0|

  |0 1 2 1 0 0 0 0|

  |1 0 1 2 1 0 0 0|

  |0 0 0 1 2 1 0 0|

  |0 0 0 0 1 2 1 0|

  |0 0 0 0 0 1 2 1|

  |0 0 0 0 0 0 1 2|

になりますが,行(列)の入れ替えや1つの行をスカラー倍して他の行(列)に加えることによって,行列式の値が1になることを確認することができます.

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