■お化けペンタグラム(その3)
4次元正5胞体を2次元平面上に直投影するとその外形は正三角形,正方形,正五角形など様々に変化する.とくに正五角形に中にすべての対角線を入れた図はペンタグラムそのものとなる.4次元正5胞体を3次元空間内に直投影した立体図形でもさまざまに変化する外殻の中に1種類だけの正多面体が集まる3次元立体が得られる.
乙部住職の立体ペンタグラムは,3次元空間に5点を配置して見る角度によって正三角形,正方形,正五角形に見えるものを作るという問題と捉えることもできる.
ところで円通寺のある南千住といえばかつてお化け煙突があった近くである.お化け煙突は見る角度によって2本にも3本にも4本にも見えるという不思議な煙突であった.乙部住職の「立体ペンタグラム」は3次元空間の「お化け煙突」という面白い話題であるが,(その1)ではいい製作方法が思いつかなかった.しかも,正5胞体を等辺等角のまま変形させて3次元に退化させようとしたところ,3次元を通り越して一気に2次元まで退化してしまうのだ.
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この問題については、以前途中まで計算したことが合ったのであるが、中断してしまった。
考え方の基本は、三角錐は正三角形と正四角形にみえる方向があるので、重三角錐型を考えて、それがうまく正五角形になればよい。
しかし3点が直線上に並んでは駄目である。そのような最適配置は?
そのうち、再開したいと思う。
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