■トーシェント関数と非トーション(その37)
φ(m)は,mと互いに素であり,mより小さい整数r,1≦r<mの個数として定義される.すなわち,φ(m)は1からm−1までの整数のうち,mと公約数をもたない数はいくつあるかを数えた数を表す.
m=9→1,2,4,5,7,8→φ(9)=6
m=10→1,3,7,9→φ(10)=4
φ(1)=1,φ(2)=1,φ(3)=2,φ(4)=2
φ(5)=4,φ(6)=2,φ(7)=6,φ(8)=4
φ(9)=6,φ(10)=4,
φ(p)=p−1
φ(p^a)=(p−1)p^(a-1)=p^a(1−1/p)
φ(m)=mΠ(1−1/pi)
φ(10)=10(1−1/2)(1−1/5)=4
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巡回群で、白がk個、黒がn-k個含まれている長さnのネックレスの個数は?
kとnが互いに素ならば
1/n・(n、k)に等しくなる。
そうでないとき、
[2]dをnの約数とする.
Σφ(d)・(n/d、k/d)/n
で与えられる。
n=12,k=8の場合、
d=1→φ(1)・(12、8)=495
d=2→φ(2)・(6、4)=15
d=4→φ(4)・(3、1)=6
516/12=43通りのネックレスが存在する・・・k=4の場合に等しい
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n=12
k=1の場合・・・1通り・・・K=11の場合
k=2の場合・・・6通り・・・K=10の場合
k=3の場合・・・19通り・・・K=9の場合
k=4の場合・・・43通り・・・K=8の場合
k=5の場合・・・66通り・・・K=7の場合
k=6の場合・・・80通り
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