■アルティンの定数(その16)
[3]では,m=0769238の並びをずらした数と2m=153846の並びをずらした数の2組(1,3,4,9,10,12)と(2,5,6,7,8,11)が登場する.(その14)では(1,3,4,9,10,12)が登場したが,(2,5,6,7,8,11)は何処に?
[参]中島匠一「分数と小数から広がる整数の世界」技術評論社
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(2,5,6,7,8,11)の最小値2を取り上げて,2・10^kを13で割った余りを考えてみると
2・10=1・13+7
2・10^2=15・13+5
2・10^3=153・13+11
2・10^4=1538・13+6
2・10^5=15384・13+8
2・10^6=153846・13+2
2・10^cj=M・13+j
すなわち,2・10^cjを13で割った余りがjであることを意味しています.
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