■4平方和定理と290定理(その16)
a^2+2b^2+3c^2+4d^2
はすべての正の整数を表現することができる.
1=(1,0,0,0) 9=(3,0,0,0)
2=(0,1,0,0) 10=(1,1,1,1)
3=(0,0,1,0) 11=(0,2,1,1)
4=(0,0,0,1) 12=(0,0,2,0)
5=(1,0,0,1) 13=(1,0,2,0)
6=(2,1,0,0) 14=(0,1,2,0)
7=(2,0,1,0) 15=(1,1,2,0)
8=(0,2,0,0) 16=(・・・・・・・)
この先は恐ろしくあきあきする作業になるに違いないが,15定理はこの先を試す必要がないことを保証してくれる.
ラマヌジャンのリストは
Aa^2+Bb^2+Cc^2+Dd^2
(1,1,1,1)から(1,2,5,10)の範囲で54通り存在することを示している.
(1,2,5,5)は間違いであって,
a^2+2b^2+5c^2+5d^2
は15を除いたすべての正の整数を値にとることができる.15は
a^2+2b^2+5c^2+5d^2
と書けない唯一の数なのである.
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