■ソフィー・ジェルマン素数(その11)
【1】ソフィー・ジェルマンの定理
「pを100未満の素数として,x^p+y^p=z^pであれば,xyzはp^2で割り切れる」
x^p+y^p=z^pには解がない(解があったらxyzのいずれかはpの倍数である)。これはフェルマーの最終定理への小さな一歩であった。
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【2】ソフィー・ジェルマン素数
この証明にはpが素数であって,q=2p+1も素数であるソフィー・ジェルマン素数が使われている.
7は素数であるが,
2・7+1=15=3・5
であるから,ソフィー・ジェルマン素数ではない.
11は素数であって,
2・11+1=23
藻素数であるから,ソフィー・ジェルマン素数である.
2,3,5,11,23,29,41,53,83,89,113,131,173,179,191,・・・
はソフィー・ジェルマン素数である.ソフィー・ジェルマン素数は無限個存在すると予想されている(未証明).
大きなものでは137211941292195・2^171960-1(51780桁)。いまは、さらに大きなものも見つかっている。
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