■泡の構造(その21)

コクセターは1つの泡に接する泡の数を

 (23+√313)/3=13.56

と計算し,そのアイデアを日記に記しているそうである.

 これは2次方程式

  3x^2−46x+72=0

の解となっていることが見てとれるが,どのようにして導出されたものなのだろうか?

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【1】コクセターの論文

  f=(23+√313)/3=13.56,p=5.1153

について調べているうちに,「最密充填と泡」に関するコクセターの論文:

  Coxeter: Close packing and froth, Illinois Journal of Mathematics 2, 746-758 (1958)

にそのことが収載されていることがわかりました.

 また,当該の論文のリプリントがFORMA誌のケルビン問題特集号

  Coxeter: Close packing and froth, FORMA 11(3), 271-285 (1996)

に再録されていることがわかりました.

  f=(23+√313)/3=13.564

は2次方程式

  3x^2−46x+72=0

の解に帰着されることがわかりました.

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