■2^n/3^m(その6)

1807年、フーリエによって取り入れられた方法は、例えば、音をさまざまな周波数の正弦波の集まりとしてモデル化するものであるが、ところどころで急激に上下する信号には適さない、信号を上手に再現するためには膨大な数の信号を組み合わせる必要があるなどの限界があった。

それに対して、タイプが異なるいくつかの波の類(ウェーブレット)を用いることでこれらの問題を解決する現代的手法が開発されている。

個々の信号のパターンの違いをよく表現できるし、振幅や時間の幅が増えることで、突然変化する信号でも計算できるようになったのである。

===================================