■6角陣と五芒星魔方陣(その5)
リタイアした鉄道員アダムスは47年もの月日をかけて6角陣の解を見つけた(1957年)。これは19枚の正六角形をハチの巣状に配置した6角陣で、彼はそれをマーチン・ガードナーに送り、ガードナーは数学者トリッグにみせた。トリッグはその定和は38であり、解は本質的に1通りしかないことを確認した(1964年)。
中心の周りに正六角形状に並べることにすると
1重目に1個、
2重目に6個、計7個(素数)
3重目に12個、計19個(素数)
4重目に18個、計37個(素数)
5重目に24個、計61個(素数)
6重目に30個、計91個(7・13非素数)
7重目に36個、計127個(素数)
8重目に42個、計169個(13・13非素数)
が並びます。
m重目に6(m-1)個、計1+3m(m-1)個
アダムスが作った6角陣はすべてのサイズの6角陣のなかで、唯一可能なものだったのである
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中心の周りに正六角形状に並べることにする
1-19までの数字を割り振って6つの三角形のどの3辺も1辺に3個の数字がであるように配置させる。このときどの数字の和もみな同じ22あるいは31に配置することができる
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一方、五芒星の10交点からなる五芒星魔方陣には解がないことが示されている(トリッグ、1960年)
12枚の正三角形を星形に配置した六方魔法陣の定和は33である
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