■原子核のマジックナンバー

 コラム「常温核融合とFCC核モデル」で紹介したノーマン・クック氏のFCC核モデルを端的に表現するならば,全核子数Aが

  A=2Σk(k+1)=2n(n+1)(n+2)/3

   =4,16,40,80,140,224,・・・

の魔法的安定性を予言する核モデルということになる.

  A=4,16,40,80,140,224,・・・

が魔法的安定核のマジックナンバーであり,陽子数Z=中性子数Nの場合,

  He,O,Ca,Zr,Yb,Xx,・・・

がそれに対応する元素である.

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それとは異なり、核子が2,8,20,28,50,82,126の原子核が特に安定であるとしているものもある。

1963年、マイヤーとイェンゼンはマジックナンバーを説明する原子核を考えたことで、ノーベル物理学賞を受賞したという。

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