■テンセグリティ構造(その9)
テンセグリティ構造(張力統合体構造)とはフラーが張力(tension)と統合(integrity)から作った造語である。彫刻家のスネルソンによって考案された棒とひもの組み合わせによる構造で、フラーによって広められた。おそらく、最初のテンセグリティ構造は帆船のマストと船の先端・船尾をロープでつないだ構造であったと思われる。
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【2】天を支えるアトラス
以下の写真も山ア 憲久さん(積み木インテリアギャラリー)による「天を支えるアトラス」という作品である。作家さんのイメージとしては野球のボールを載せるものであったと思われるのであるが、あいにくボールが見当たらず、エッグスタンドと化してしまった。
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天を支えるアトラスは、四隅の輪ゴムは2つつなぎ、天地の間は1本の輪ゴムを二重にしていますが、力学的にはあっていますか? (山ア 憲久)
ゴムの長さが1:4という意味でしょうか?→これについては釣り合いがよくわかりません。 (佐藤郁郎)
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ゴムの長さは1:4ですが、二重にすると強度は4倍になりますか? (山ア 憲久)
そう思います (佐藤郁郎)
では、大体あっていると理解します。 (山ア 憲久)
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