■チェバと円定理(その2)
【5】チェバの定理
三角形の内部に点をとり、その点から三角形の頂点にそれぞれ直線を引く。これらの直線によって各辺は2つに分けられる。
それぞれの長さをa,b,c,d,e,fとすると、ace=bdfが成り立つ。
【6】春木の定理
三角形の代わりに3つ円の交点間の距離を考えると、ace=bdfが成り立つ。
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チェバの定理は射影的な性質であるから,正三角形の場合で計算してみたい.半径1の単位円に内接する正三角形
A(1,0)
B(−1/2,√3/2)
C(−1/2,−√3/2)
と正三角形の内部の点
Z(x,y)
を考える.
(x,y)の値によらず
c1c2c3=d1d2d3
が成り立つというのがチェバの定理であるが,これから(x,y)を消去することは可能だろうか?
また,等チェバ線
c1c2c3=e(一定)
は何次曲線になるのだろうか?
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