1772年,オイラーはx^2+x+41が0≦x≦39の40個の値に対してすべて素数値をとることを発見しました.
たとえば,x=10→x^2+x+41=151
√151=12.28
したがって,11までの素数で割り切れないことを確かめればよいことになります.
x=39→x^2+x+41=1601
√1601~40
一般に,x^2+x+kが0≦x≦k-2のk-1個の値に対してすべて素数値をとることを確かめるには
x=k-2→x^2+x+k=(k-2)^2+k-2+k=k^2-2k+2
√(k^2-2k+2)~k-1
したがって,k-1までの素数で割り切れないことを確かめればよいことになります.
しかし,実際には,オイラーの素数生成式「n^2+n+kがn=0~k-2のとき素数になるには、0≦n≦√(k/3)のとき素数になることが必要十分だとわかっている」
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