■ランダウの第2問題(その4)

【1】素数定理

 素数はギリシャの数学者ユークリッドは素数が無限に存在することを証明したが,xより小さい素数の数π(x)は,おおよそ

  π(x)〜x/lnx

  π(x)〜∫(2,x)dx/lnx

で表される.

 ここで,被積分関数

  1/lnx

はxが素数である確率を表している.x=10^6近辺の数なら

  ln10^6=13.8

すなわち,14個に1個は素数なのである.

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【2】双子素数予想

 双子素数も無限にあると予想されている.それは当然のことのように思われるが,実はまだ証明されていないのである.双子素数予想は

  πtwin(x)〜Cx/(logx)^2

あるいは,pを3以上の素数として

  πtwin(x)〜2Π(1−1/(p−1)^2)∫(2,x)dx/(logx)^2

  πtwin(x)〜1.3203∫(2,x)dx/(logx)^2

で表される.

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