■素数生成多項式(その13)

  4n+1型素数,4n+3型素数

  5n+1型素数,5n+2型素数,5n+3型素数,5n+4型素数

もっと一般に,1次式

  ax+b型素数

は無限の存在することがわかっています(ディリクレの算術級数定理).

 2次式,たとえば,

  n^2+1型素数,n^2+2型素数

は無数にあるでしょうか? これも無数に存在すると予想されていますが,証明はわかっていません.

 指数式,たとえば, 

  2^n+1型素数(フェルマー素数),2^n+3型素数,2^n−1型素数(メルセンヌ素数)

も無数に存在すると予想されていますが,証明はわかっていません.

===================================

【2】n^2+2型素数

 nと2n+1がともに素数となる素数よソフィー・ジェルマン素数と呼び,無限個存在するだろうと予想されているが,証明はされていない.それに対して・・・

 2以上の自然数に対して,nとn^2+2がともに素数となるのは,n=3の場合に限る.

[証] n=0(mod3)のとき,n^2+2=2  (mod3)

    n=1(mod3)のとき,n^2+2=0  (mod3)

    n=2(mod3)のとき,n^2+2=0  (mod3)

したがって,n^2+2が素数となるのはn=0(mod3)のときに限る.→nが素数なのはn=3に限る.

 2以上の自然数に対して,nとn^2+1がともに素数となるのは,無限個存在するだろうと思われる.

    n=0(mod3)のとき,n^2+1=1  (mod3)

    n=1(mod3)のとき,n^2+1=2  (mod3)

    n=2(mod3)のとき,n^2+1=2  (mod3)

===================================