■素数等差数列(その62)

 初項k,公差dの素数だけからなる有限素数列を考える.

[1]k=3,d=2

  3,5,7

[2]k=5,d=6

  5,11,17,23,29

[3]k=7,d=30

  7,37,67,97,127,157,187

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[1]その項数はk以下である.

 k+1項目は

 k+kd=k(1+d)

であるからである.

[2]k項からなる有限素数列の公差dは最小でもkまでの素数の積になる.(実際の公差はその倍数)

 k=7のとき,d=2・3・5=30

 k=25のとき,d=2・3・5・7・11・13・17・19・23=223092870.

[3]グリーン・タオの定理

 任意の長さの有限素数列が必ず存在する(2004年)

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