■素数の分解(その44)
一意分解性をもつ虚2次体は9個のみで,その判別式は
D=3,4,7,8,11,19,43,67,163
に限られる.この9個の数はヘーグナー数に対応している.
その場合,アイゼンスタインの整数は判別式3,ガウスの整数は判別式4,クラインの整数は判別式7に相当する.
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一方,「白銀比」「青銅比」は黄金比のある種の一般化である,周期長さ1をもつ周期的連分数として表すことのできる数として定義される.
この操作は
x^2−nx−1=0の根: (n+√(n^2+4))/2
が,無限連分数
(n+√(n^2+4))/2=[n:n,n,n,,n,・・・]
で表されることと同義である.
[1]黄金比(n=1)
φ=[1:1,1,1,,1,・・・]
[2]白銀比(n=2)
1+√2=[2:2,2,2,2,・・・]
[3]青銅比(n=3)
(3+√13)/2=[3:3,3,3,3,・・・]
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ヘーグナー数であり,かつ,一般化された白銀数であるという状況はあり得るだろうか?
n^2+4=3,4,7,8,11,19,43,67,163
×,×,×,○, ×, ×, ×, ×, ×
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