■素数の分解(その37)
四元整数で,その逆元がまた四元整数であるものを四元整数単元という.
[1]四元整数単元は24個存在する.
±1,±i,±j,±k(リプシッツ整数,8個)
1/2(±1±i±j±k) (16個)
フルビッツの整数,
ω=(1+i+j+k)/2
は,
ω^2=(−1+i+j+k)/2
ω^3=−1
ω^4=−(1+i+j+k)/2
ω^5=(1−i−j−k)/2
ω^6=1
より1の原始6乗根であり,ωは4次元空間内の60°回転に対応していると考えることができる.
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