■フィボナッチ数列の分布法則(その120)
最初の10項の和は
1+1+2+3+5+8+13+21+34+55=143=11・13
は11の倍数ですが,7番目の数13の11倍になっています.
21から始まる10項の和は
21+34+55+89+144+233+377+610+987+1597=4147=11・377
は11の倍数ですが,7番目の数377の11倍になっています.
1+1+2+3+5+・・・+a10=11a7
はともかくとして,一般に
an+1+・・・+an+10=11an+7
が成り立つだろうか?
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[1]a6までの和を求める.→a8−1
an+1+an+2+・・・+an+6=an+8−an+2
[2]an+9,an+10をan+7,an+8で表す.
an+9=an+8+an+7
an+10=an+9+an+8=2an+8+an+7
[3]an+10までの和を求める.
an+1+an+2+・・・+an+10=an+8−an+2+an+7+4an+8+2an+7
a7,a8の式になる.
[4]=11an+7とおくと,5an+8−an+2=8an+7が成り立つことが必要になる.
[5]an+8をan+7+an+6で置き換えると,an+7,an+6の式になる
5an+7+5an+6−an+2=8an+7→5an+6−an+2=3an+7
[6]辺々を引き算するとan+8−an+6=an+7となり,正しいことが判明する.
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a,b,a+b,a+2b,2a+3b,3a+5b,5a+8b,8a+13b,13a+21b,21a+34b
合計=55a+88b=11(5a+8b)
とするほうが簡単のようです。
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フィボナッチ数は1,1で始まるが、しかしながら必ずしも1,1で始める必要はなく、任意の整数a,bとすることも可能である。
a,b,a+b,a+2b,2a+3b,3a+5b,5a+8b,8a+13b,13a+21b,21a+34b
一般に、この数列はGn=aFn-2+bFn-1となる。
その公比は
Gn+1/Gn→(aφ+bφ^2)/(a+bφ)→φ
となる
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