■源氏香図(その1)
【1】源氏香と非交差分割
B(4)={{1,2,3,4}},{{1,2,3},{4}},・・・{{1},{2},{3},{4}}などの分割は「源氏香」方式の図式で表すことができる.B(4)=15であるが,B(5)=52で、源氏香図には源氏物語54帖のうち、桐壺と夢浮橋を除く52通りの名が付された図が登場する。当時に日本人がこれらを過不足なく数え上げていたことは、世界的に見ても称賛されることのようである。
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その際,弧が交差しないようにとれる分割を非交差分割という.B(4)=15であるが,{{1,3},{2,4}}のみが交差分割で,その他は非交差分割である.
非交差分割の個数は,カタラン数
2nCn/(n+1)
で与えられる.n=4のとき,
8C4/(4+1)=8・7・6・5/24・5=14
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【1】ベル数の漸化式
B(0)=1
B(1)=1
B(2)=2
B(3)=5
B(4)=15であったが、B(5)=52である。
B(n+1)=C(n,0)B(n)+C(n,1)B(n-1)+C(n,2)B(n-2)+・・・+C(n,n)B(0)
n=4では
B(5)=B(4)+4B(3)+6B(2)+4B(1)+B(0)=52
以下
B(6)=203,B(7)=877,B(8)=4140,B(9)=21147,B(10)=115975,B(11)=678570,・・・と続く
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